全体をまんべんなく温める棒灸
最近「寒いですね!」が合言葉になりつつあります。
それくらい寒い!流石に最高気温−3℃あたりが続くと
体が冷えて強ばってきてしまいます。(最低−6℃)
さて、前から当院でも使っていた「棒灸」と呼ばれるお灸の
一種。これに新しい装備が加わりました。
まずはこれが棒灸です。お灸って肌に直に置いて火をつける
ものなのですがこれはこの棒そのものに「もぐさ」(お灸の原料)
がギュッと固められていて、それに火をつけて
肌に(ツボに)近づけるタイプのものです。
どういう時にいいかと言いますと、うちでは、まずは子供。動き回って
お灸ができない時なんかは、これでもってお灸の代わりとします。
子供の夜泣きやグズり、イライラ、おねしょ、嘔吐や虚弱体質など
小児鍼でこすって気の巡りをよくし、冷えている部分に棒灸を
近づけることでまんべんなく体を温めます。
そこにもう一つお灸装備は加わりました。「棒灸器」です。
どう使うかと言いますと・・・
ここに、こうセットします。(今は火がついていない状態ですが)
これをお腹に当てたり、足の裏などに当てることで
ほんわり気持ちいい暖かさが体に入ります。子供たちも気持ちいい
のか、意外とおとなしかったり「もっとやってー」の声も。
近年では温める道具は、まぁものすごい数の商品があるわけですが
未だにこのお灸でもって温めることの効能は素晴らしいものでして。
家のお風呂と温泉の違いみたいなものでしょうか。暖かさが
長持ちするですとか、足やお腹だけにお灸をしたのに、全身が
ポカポカするなど、未だ科学では解明されていない何かがあります。
家では煙が出るなどで、あまりできない「お灸」ですが、この
寒さ真っ只中の時期、ぜひお灸の力を体験していただければと
思います。(自分でやってみたい!方には、その人にあったツボを
印します。お灸も当院で販売しております)
*ひなはり灸治療院*