強い寒気とともに、風邪も流行っていますね。

旧暦でいう「大寒」のこの時期は冬の気が一番

強く、ひたすら寒さに耐えねばならない時期。

 

特に何をしていなくても疲れるのが大寒・大暑の

期間。最近「やたら眠い」「寝ても寝ても眠い」

という感覚はありませんか?これぞまさに、

この時期特有の疲れです。

 

1日8時間寝ていれば大丈夫、というのは西洋医学

的な考え方で、東洋医学ではむしろ季節の気の流れや

その時の疲れに応じた分だけ休むことを大切にします。

 

普段の家事や仕事プラス、季節的に疲れやすい時期は

いつもの睡眠時間以上に寝なければ、体に疲れが

たまり、結果として免疫力が下がります。そして、

インフルエンザ等の感染症にかかりやすくなります。

 

手洗い、うがい、消毒液を振りまいていても、すぐに

風邪や胃腸炎にかかる人いますよね。あれも同じく

「疲れ」からくる体の弱りです。子供や妊婦、

高齢の方は特に体力が少ないですので、睡眠不足は

まともに風邪をひいて長引いてしまいます。

 

立春まではこの厳しい寒さが続きます。暖房代を

削りすぎて医療費がかかるのも本末転倒。夜も

寒ければうっすら暖房をつけて寝るだけで、体力の

低下を防げます。

 

風邪をひくのは運ではなく、体力と免疫力です。

厳しい寒さの時は、あまり動かずじっとしている

のが一番の健康法です。毎日運動・毎日8時間睡眠

というのは、東洋医学からすると少しズレた健康観

なのですが、この話はいずれ講座等でお話ししますね。

 

風邪の後の体調不良も、鍼やお灸がよく効きます。

不妊治療の敵である体調不良も、健康管理をしっかり

する事で、安定して治療に取り組めます。まずは

体調管理の仕方で基礎体力をつけましょう。

 

*ひなはり灸治療院*

 

〜P.S~

写真はコメダ珈琲のシロノワールのチョコです。

「やたら眠い」と同じく「やたらお腹が減る」のも

疲れからくる症状の一つとして挙げられます。

太るからと我慢しすぎるのもよくありません。

体が冷えていると、お腹がすくことがあります。

まずは体を温め、お腹がすけば適度に食べましょう。