最近は蒸し暑かったり涼しかったりで、すっかり梅雨ですね雨

日本の梅雨もまた本来は風情あって良いものですが、最近は

豪雨や天災のニュースも多く、風情を楽しむどころじゃないですね犬?

 

この時期、梅雨ならではの体の症状が多くなっている気がします。

何となく「体がだるい」「熱っぽい」「やる気がない」等の症状は

ありませんでしょうか?

これらの原因は主に「湿気」かと思われます汗2

 

普段生活していると、暑い寒いには敏感ですが、湿気に関しては

多少鈍感というか、よほど蒸し暑くならないと感じないものです。

湿気が体に当たると、水分を含むかのように体が重くなり、汗が

蒸発しないので、熱がこもってダルく感じます。

 

これに加え、東洋医学の世界では湿気が胃腸の動きを悪くすると

考えられ、消化不良や軟便又は便秘、胃もたれ、そこから

肌荒れや、むくんだ感じが出るようになります。

普段から肩こりや首のこり、腰が強ばるなどの症状を持っていると、

湿気に当たることによってさらに悪化し、痛みが生じることがあります。

 

これらの症状が出たらどうすれば良いか。

ずばり「湿気」を取り除く事です。

 

「まだ早い」と言ってエアコンや除湿をしない事が多いですが、

体調が思わしくない時は、思い切って除湿をしたり扇風機を回した

方が体は楽になります。しかも、まだ気温が高くならずに汗を

かけないので、今が一番、体に熱がたまりやすくなります。

(汗をかきだすと、こういったダルい症状がマシになります)

 

冷えるのが嫌だという方は、温度を下げなくてもいいので、とにかく

湿気を取るだけでも快適に過ごせます。コツとしましては、

 

・扇風機を体に直接当たらない範囲で回して、風を通す。

・換気扇や除湿器かけて、湿気がこもらないようにする。

・除湿剤を部屋に置く。

 

等でしょうか。扇風機の風を直接体に当てると逆に風によって

体がダルくなるので気をつけた方が良いですね。

 

日本家屋は夏向けに出来ていると言いますが、それは湿気の

コントロールがとても上手なんですよ。

和室に入ってもらうと分かりますが、畳や障子(和紙)は、湿気を

吸ったり出したりと「調湿」作用があり、雨の日なんは障子紙が

波打っていますよね。あれは空気中の湿気を吸ってくれるので、

和室は思ったより湿気がこもらないように出来ています。

 

逆に洋間は湿気を吸ってくれるものがないので、日本のような

湿気の多い土地ではマメに除湿しないと、常にお風呂場にいるような

息苦しさを覚えると思います。

 

この時期、体調を壊すという方は「湿気」に注意してみると、少し

楽になるかもしれません。そして、ダルいからといって冷たい物を

飲みすぎると、それでなくても胃腸が湿気によって動いていないのに

冷やす事でもっと動きが悪くなっていきます。これにより、

絞るような肩の痛みが続いたり、何もしてないのにお尻が痛かったり。

これは皆、胃腸からくるものが多いんですよね。

 

いまの時期、梅がスーパー等に出回っていて、お酒にしたりシロップに

したり梅干しにしたり色々作れますが、胃腸には昔から「」が良いと

言われていますよね。

まさに今が旬。この時期に食べる梅は、胃腸の働きを活発にして

湿気や冷飲食から身を守る働きをしてくれます。

当院では最近、毎日のお料理に1つでも梅干しや梅製品を摂るのを

お勧めしています。それだけでも体の調子って変わるものですよペロリ

 

梅雨が明ければ次は夏。

夏が苦手という人も、冬が苦手という人も、その季節に見合った養生を

する事で、どの季節でも体調を崩さずに過ごす事ができます。

季節と共に過ごし方を変えるというのは、とてもな事。

梅雨時期を上手く乗り切って、毎日を少しでも快適に過ごして頂ければと

思いますハート

 

*ひな はり灸治療院*