「大寒」なのに暖冬の日々

一年で最も寒い時期とされる「大寒」。
しかし今年は予想外に暖かい日が続き、
なんだか季節感が狂ったような気分に
なりますね。
逆に「立春」からの方が寒さと雪が
厳しくなる予報。結局はまとめて降るん
だよなぁ・・というボヤキと、
帳尻合わせのように降るであろう雪に、
今からげんなりな気分です。
寒さが和らいでいる分、冷えが原因で
起こる病症よりも、慢性的な体調不良や
体質改善、心のケアを求めるご相談が
増えている印象です。
「食事にも気をつけているし、運動もして
いる。それでもなぜか体調がすぐれ
ない。」そんなご相談を受けることが
少なくありません。一見、生活習慣には
問題がないように見える方でも、東洋医学
的な視点で見直してみると、改善の余地が
あることが多いのです。
たとえば、運動や食生活に気を使って
いる方の中には、動くことが得意でも
「休む」ことが苦手な場合があります。
東洋医学では「陰」と「陽」のバランスが
大切とされており、動(陽)だけでなく、
しっかりとした休養(陰)を取ることが
健康を保つ鍵となります。
自分の体に合った養生法を取り入れて
いる方は、鍼灸治療の効果も高まり、
回復がスムーズに進む傾向があります。
一方で、生活習慣が体に合っていない
場合、どうしても治療には時間が
かかりがちです。
当院では、鍼灸治療だけでなく、
ご自身でできる養生法やおすすめの漢方、
食べ物なども併せて提案しています。
「今の体のままでは将来が不安」という
方でも、今からできる小さな改善を
積み重ねることで、将来の健康につながる
土台を作ることができます。
今年のように気温が不安定な冬こそ、
体調管理には一層の注意が必要です。
動くことと休むこと、陰と陽のバランスを
意識しながら、自分に合った養生法を取り
入れてみてはいかがでしょうか。
当院では一人ひとりの体質や生活
スタイルに合わせたアドバイスを行って
います。どんな小さな不調でもお気軽に
ご相談ください。未来の健康のために、
今からできるケアを始めてみましょう。
*ひなはり灸治療院*