今年はうっすら寒い6月。
前半は30℃を超える暑さでクーラーを
つけたかと思えば、20℃を切って暖房を
つけたくなるという寒暖差が続いています。

そんな中、頭痛と吐き気で寝込んでいたと
いう患者さん。寒いんだか暑いんだか分か
ず、どうしていいものかと。暑くて喉が
乾くけど、肌はゾクゾクして寒い。温めると
汗をかくけど風に当たると身に堪える

こういう症状は東洋医学が得意とする所。
少し専門的な話をすると、寒邪が陽明経に
入った典型的な症状です。そもそもは肺虚
体質でしょうか、皮毛を衛気でもって補い
胃経にも灸で温めると、症状は落ち着きます。

漢方でいえば柴胡桂枝湯あたりでしょう。
(うちは鍼灸院ですが、漢方の紹介もして
おります。ドラッグストアで買えるものも
あれば、漢方薬局専門の煎じ薬の方が良い
場合もあります。)

札幌は風が強く湿度も少ないので、少し汗を
かくと気化熱ですぐに体温を奪われます。
最近は麻素材の服が流行っていますが、
麻を肌に直接着ると、乾きやすい素材のため
涼しく感じやすい反面やはり冷えます。

素材でいえば、寝具も難しい所ですね。
今時期、なにを羽織ればいいのかと質問
されますが、できれば薄手の羽毛布団が理想
でしょう。化繊の毛布は中で蒸れて暑くて
布団をはいでしまい、朝方に冷えて体が
固まって痛い。なんてご相談も。

こういった寒暖差で着るもの羽織るものが
難しい時こそ、素材の力に頼りましょう。
綿やウール、ダウンやシルクといった素材は
適度に湿度を調節してくれるもの。

昔から使われている「真綿」もいわゆる
シルク素材。薄手の真綿の布団はそれ1枚で
蒸れずに快適です。そんなに高い品物では
ないので、クーラーがついた部屋で寝る時用
なんかに1枚あるといいですね。

北海道は本州と違って湿度のあるなし
養生法に大きく影響します。その土地での
快適な過ごし方を覚えておくと、こういった
寒暖差を上手くやり過ごせると思います。

自律神経失調症や寒暖差、気候病などで
お悩みの方は、ぜひご相談ください。

*ひなはり灸治療院*