■練香の楽しみ方。
昔から香りのものが好きで色々と試していますが、
日本の湿気を帯びた気候では日本の「お香」が一番、
空気と馴染む気がします。
お香というと「お線香」がメジャーでしょうか
お仏壇に供えるものから、線香立てに立てて燃やすもの等
種類は様々ありますが、そんな中で今回ご紹介するのは
「練香」と呼ばれる種類です。
その歴史は古く、平安時代から「薫物」として呼ばれ、様々な香木を
組み合わせて、梅肉や蜂蜜で練り固めた物だそうです。
火鉢や香炉で熱を加えると、周りの空気に香りを乗せてくれる、
そんな上品な香りを楽しめるのが魅力です
煙が出ないのでヤニもつきませんし、なによりも香り方が
とても上品なので、アロマや香水とはまた違った日本の
香りを楽しめると思います。
香炉も多くの種類があるので、お部屋のインテリアに合わせて
使い分けても面白いですね
まず用意するものは「香炉」「銀葉」「火箸」「練香」「炭団」
「香炉用灰」「火をつけるライターやマッチ」でしょうか。
香道を楽しもうと思うと、もっと色んな物がいるみたいですが、家庭で
楽しむ分にはこれで十分に思います
(色んなやり方があると思いますが、自己流でご紹介しますね)
「銀葉」というのは雲母の薄片に銀の縁取りをしてあるもので、練香を
置く土台みたいなものですかね。
これがないと、丸薬状にしてある練香は重みで落ちてしまいますし、
熱のあたりを和らげてくれますので、香りも柔らかくなる気がします。
これらの物はインターネットでも買えますし、お香の道具を
扱っているお店なら、揃えやすい道具達かと思います。
次に香炉に灰を入れます。1度いれたら汚れない限りはもちます。
最初の灰は少し上等なものを入れた方が長持ちしますね
何回か香を焚いていると、灰が固くなってくるので、炭を入れる前は
灰を柔らかくして空気の通りをよくした方が良いと思います。
次に炭団(たどん:小さい炭のようなもの)に火をつけます。
全体を燃やすのではなく、上の方の縁に軽く火がつく程度でOKです。
しばらくすると、半分くらい白っぽくなっていきます。
これくらいの状態になれば、灰の中に入れても火が消えません
これを火箸で持って、香炉の灰の中にうずめます。
少し灰の中にうずめる感じで押し込めば、ズブッと入りますので。
そこから周りの灰を軽く炭団にかけてあげて下さい。
ふんわりで良いので。
そこで、炭団の熱が練香に当たるための通路を作ります。
ちょうど中心らへんを火箸で刺し、炭団に当たったらOK。
こんな感じでしょうか。
何回もいじっていると崩れるのでご注意を、崩れてしまったら
もう一度灰をふんわりかけ直して、再び穴を開けて下さい。
そしてその穴の上に「銀葉」を水平になるようにそっと
置きます。
火箸で挟んでそっとかぶせるのがコツでしょうか
そして、その上に練香を置きます。そっとお願いします
最後にふたを被せます。しばらくすると、静かに練香の香りが
してくると思います。部屋全体がその香りに包まれる感じですね
とても優しい感じが好きです
香炉は少し温かくなるので、持つ時はご注意下さい。
練香じゃなく、白檀などの香木を置いても良い香りがしますね
私が気に入っているのは「藤袴」という香りです。
「香十さん」というお香屋さんでも販売しています。
少々値は張りますが、気分が落ち込んだ時や部屋の空気を変えたい
時には重宝しています。
また、お着物を着る時や、和食屋さんに行く際、香水を嫌うような
場所には、衣服などに香の香りを移すのも粋ですね
また、京都にある「松栄堂さん」というお香屋さんにある
「印香 姫の香」は、春夏秋冬を香りで表現しています。
「春の花」「夏の緑」「秋の夕べ」「冬の朝」という名前で
なかなか趣のある4種類の香りが楽しめます
重箱のようになっていて、遊び心ありますね☆
香道の世界も興味あるのですが、時間がなかなか・・。
でも、こういった雅な時間を家で楽しめるのは良いですね
「道」と名のつく世界では、心のあり方を大事にします。
忙しない現代生活の中で、何か一つ落ち着ける「間」はとても
大切です。大事なものを見落とさないよう、心にもホッとする
時間を作ってあげて下さいませ。
*ひな はり灸治療院*
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