冬の疲れ、春に持ち越さないために

1月後半からの大寒波と大雪。
気温は高いものの、気圧の乱高下が
続いたせいか、2月に入って体調不良を
訴えるご予約が多くなりました。
特に雪かき組の腕・肩・腰・膝への
負担は、連続して続いたせいで、より
大きなものとなっています。体を休ませ
たくても、次から次へ降る雪への対応で、
身も心もぐったりになるのは当然。
疲れている、でも休みたくても休めない。
そう仰る方は、きっと真面目な方で
しょう。日頃のルーチンはきっちり
こなし、さらに季節の行事、急な忙しい
タスクも上乗せにつぐ上乗せ。
削るのは自分の睡眠と健康。
これでは治るものも治りません。
お腹がすいていないのに栄養のために
しっかり食べるのは、一見良さそうに
見えて、胃腸の疲労を引き起こし、
かえって疲れる原因になります。
睡眠不足は理性によるコントロールが
乱れ、ドカ食いやけ酒、スマホのダラ見
など、頭では無駄な時間と分かっていても
体が疲れているために動けない現象の1つ
です。
2月のこの時期は、気づかぬうちに
あちこちらかくる疲れと冷えの冬バテで、
冷えや疲れが溜まっている人が多い気が
いたします。コリや痛みが取れない、
巡りが悪い、顔色が悪い、ずっと不調が
続いている方は、3月の寒暖差が来る
前に、調子を整える事をおすすめします。
大きく体調を崩す前に、小さな不調から
体を整えていきましょう。脉診でもって
不調の原因を探り、鍼と灸、時に漢方で
もって体が治りやすい状態に整えます。
そして自分自身でもできる養生が、きっと
自分の健康を支えてくれるでしょう。
*ひなはり灸治療院*