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ひな先生の日記

日々の健康について綴っています

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用紙top 東洋医学の考え方に基づいた、日々の暮らし方や病気の治し方などを、イラストを交えて紹介していきます(*‘ω‘ *)

夏の服装のコツ



6月上旬には寒い寒いと言っていたのに
急な暑さで体調を崩した方々が増えました。
昨日まで羽織ものが必要だったのに、急に
何を着れば良いのか悩むところです。

前回もお話しましたが、北海道での着衣の
コツ
第2弾。今回は暑い日の服の調整です。

暑ければ半袖でいいじゃん、と思いますが、
クーラーの冷気で体の中の方まで痛む
仰る方は少なくありません。

これはいわゆる「寒邪」といって冷えによる
筋肉の強張り、酷い方は骨まで痛む
感じるようになります。汗をかいた状態で
クーラーの冷気に晒されると、最初は気持ち
いいのですが、段々と肩こりや頭痛に
繋がることも。

予防としては、冷気を直接肌に晒さない事。

薄手の麻や化繊の羽織は冷気を完全には遮断
してくれません。綿やウール混で少し
厚めの素材
でなければ、体の外側の冷えは
取れないでしょう。

足が冷えるという方は、冬に履くような
レッグウォーマー
でも心地よいと感じると
思います。冷気は下へと溜まりやすく、
自分でも思った以上に床面は冷えています。

元々冷え性の人や、中に冷えを溜め込んで
いる方は、こうした冷気にとても弱い面が
あります。ついつい冷たい飲み物やアイスで
体を冷やすと、室内の冷房で、冬よりも体が
冷える
という状態になります。

冷えて体がこわばって仕方ないという方は、
少し小汗をかくくらいまで温めるのが
良いですね。お風呂や運動、時にはカイロも
必要になることもあります。

分明の利器はありがたいものの、最近の夏は
冬よりも養生が難しくなっている気が
いたします。なかなか体調が良くならない方
ご予約・ご相談お待ちしております。


*ひなはり灸治療院*

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なんで寒い6月



6月に入ってもなんだか薄寒い。
毎年こんな感じだとは思いますが、北海道は
本州にはない独特な気候風土です。

この時期の本州にいらっしゃる鍼灸や漢方の
先生と話すとよく耳にする「湿」という
外邪。この湿をいかにコントロールするかで
症状の良し悪しが変わります。

北海道・・は広いので一概に言えないの
ですが、特に札幌は湿というのは一部の夏に
しか
発生しないものです。(内邪である湿は
また別の機会に)

最近の気候を感じるに、特に風の強さ。
風が止んでいる方が珍しいですよね。
そして空気の乾燥具合。札幌では「寒・乾
が合わさった外邪が主と考えます。

肺虚と呼ばれる体質の人がいます。
肺が弱い人はこういった寒さに弱く、肌の
巡りも悪いためにクーラーの風や、今時期の
うすら寒い風にあたると、容易に風邪をひき
やすく、しかも何回も罹るのが特徴的。

本当は暖房を入れたい、けどもう6月だし
とお話する方は、たぶんつけた方が調子は
上がるでしょう。吸う空気が寒いと肺も冷え
その分体が治そうとして体力も消耗します。

兵庫から引っ越してきた時に一番驚いたのは
同じ「20度」でも体感温度が違うこと。
湿度がある方がよりマイルドな暖かさに
なります。まぁ、ベタベタするのは気持ち
悪いですけどね笑

札幌は空気が乾燥して風がよく吹くので、
室温20度はそこそこ薄寒いでしょう。
肺虚証の人は特にゾクゾクと冷える感覚が
あると思います。(転勤で来た方が最初の
冬で暖房の設定温度が分からず、ずっと寒い
と仰るのがよく分かります)

この事から、本州での鍼灸漢方の使い方と
北海道での違いが明らかになって
参ります。私も最初の1年は苦労しました。

次回は北海道での着るものの工夫について
語りたいと思います。人によって向き不向き
の素材がある事を知るだけで、季節の
変わり目に大きく体調を崩しにくく
なることと思います。

こういった些細なことの積み重ねが
自然界で生きる人間の知恵なのでしょう。
体が弱いからといって諦めるのではなく
そこからどう挽回できるか。幸せになる
ために身の回りから工夫していきましょう。

(余談ですがしあわせは食べて寝て待て、
とてもいいドラマでしたね。しみじみと
滋養のような温かさを感じるドラマでした)


*ひなはり灸治療院*

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