■菊花の効用
気温は寒くても、吹く風はどこか春の陽気ですね。
北海道の気温はアレな所がありますが、やはり日本は春なわけです。
春に起こりやすい病気としては「目」「爪」「筋肉」「血」「肝」
など、西洋医学でいうそれらとはまたちょっと違うんですが、
春先にそこらへんが不調だなぁと思う時は病気というより
春だからという理由もあるんですね。
で、春に採れる旬の野菜や果物、魚などにはそれらの不調を
整える作用が多く含まれる薬効があるわけで。
なので「旬の物を摂ると身体に良い」という具合になるわけです。
春の旬というわけではないのですが、1つ面白いものをご紹介。
それは「菊花」。食用の菊の花です。
旬の時期は9月〜11月だそうですが、その効能は今時期にも
よく効きます。春に目が充血する、目が熱い、花粉症による目の
痒み、目のかすみ、アゴまわりの吹き出物など。主に熱っぽい
ような症状に効きますね。
食べ方としては、新鮮なら生でもOK。なんか着物みたいな
香りと味がする気がします(笑)
サラダの上に乗せても華やかな感じに。
保存するには、さっと茹がいて冷凍保存できるみたい。
花びらの部分を軽く力を加えるだけでむしれますので、
弁を残してザルへ。
軽く湯通しして。
茹でるとまた何とも言えない色にウットリしてしまいます。
小分けにして彩りにしてもいいですし、今が旬のアサリとの
酢の物は、これまた今の時期の養生食になります。
春にしか味わえない旬は身体の健康維持に欠かせません。
たくさんの春の旬がありますが、まずは自分の食べたい物
好きなものからトライするのが良いと思います。
苦手なものを「栄養があるから」と言って食べるのは、実は
あまり身体には宜しくないんですよね。
このあたりも追々。
さて、今日のご飯は何にしましょうか。
*ひなはり灸治療院*