暑い日も束の間、まだ肌寒い日が続きそうですね。
ついいつものクセで窓を開けっぱなしに
していたり、半袖で出かけたりすると、
体が冷え、体調を崩します。

冷えて出るのは風邪ばかりではありません。
前回書いたような症状も冷えが原因の事があります。
外からの冷えと、冷たい物を摂りすぎの結果
お腹の中からも冷えることで、体調は大きく傾きます。

冷えを解消する方法は色々ありますね。
外から温める方法としては、具体的に言うと
「靴下・腹巻・上着を着る」「カイロを貼る」
「手首・足首、首回りを温める」「お灸をする」
「暖房をつける」などでしょうか。

手足が暖かくなるまで、寒いと感じなくなる
まで温めるのが大切です。急速に体を温めたい
時は荒治療ですが、布団乾燥機の中に布団と一緒に
潜り込むのがいいでしょうか。

夏でも冷えるという方は、自分が冷えると
感じる場所に、風が当たらないような工夫を
すると、少し改善されると思います。
(レッグウォーマーやアームウォーマー等)

次にお腹の中から温める方法です。
単純に温かい飲み物や食べ物がいいのですが
コーヒーよりは「生姜・くず湯」や
「紅茶・ほうじ茶」がオススメです。

飲食物は、薬膳的な効果でいうと、
胃の中に温かい状態で入っても、体への効能では
冷やす方に働く事もあります。

細かい分類があるので全部をご紹介するのは
難しいのですが、できるだけ火を通して
食べるのがコツになります。

注意が必要なものとしては「果物」
「アイス類」「生野菜」「夏野菜」などです。
口当たりは美味しいのですが、
体に入ると冷えやすい物が多いですね。

お腹が強い人は何を食べても平気ですが、
冷えに弱い人、冷えが体に溜まっている人は
冷飲食が引き金で症状を起こしやすくなります。

特に女性の生理痛やPMS、不妊、流産も
胃腸だけでなく、お腹周りの冷えも原因になる事が
多いですね。これらを治療・改善していく事で
様々な症状が変わっていくことと思います。

お腹を温める漢方もたくさんあります。
またいずれ紹介したいと思います。
ご質問などありましたら、お気軽に
お尋ね下さいませ。

*ひなはり灸治療院*