連日暑い日が続いていますが、体調は
大丈夫ですか?北海道でもクーラーを設置
し始める方が多くなりました。2週間程度
とはいえ、体調を崩すには十分な期間です。

今回は夏に身体の調子を崩す人への対処法
お伝えしたいと思います。

クーラーがない家庭では、ひたすら冷たい
ものを飲んだりアイスを食べ続ける事が
多くなります。お腹を冷やし続けると、
むくみ、だるさ、頭痛、下痢、便秘、
左肩の凝り、生理痛、めまいなどなど
様々な症状が出やすくなります。

お腹の冷えは、身体が寒いと感じるよりも
他の場所の痛みとして出ることもあります。
身体が不調、又は痛みが強い場合は、まず
冷たいものをやめてみる事から始めても
良いと思います。

とはいえ身体が熱い場合は、保冷剤などを
タオルに巻いて、首元や脇の下に当てる等
がいいと思います。できるだけ身体の中を
冷やさずに外から冷やすのがコツでしょうか。

どうしても喉が乾いた時は、まずは冷たい
飲み物をガーッと気持ちよく飲み、あとから
温かいものを飲むと、お腹が冷えすぎず且つ
喉の乾きが癒えます。ようは冷やしっぱなし
にしない
という事ですね。

食欲が落ちる人は、無理に食べなくてもいい
という事も覚えていてください。暑さや湿気は
脾胃(消化器のこと)の機能が下がります。
動いていない胃腸に無理やりスタミナ食ー!
と言って負担をかけると、身体の不調に
つながりやすくなります。

オススメなのは、中華粥とかですね。
出汁をたくさん効かせて、熱々でなくても
いいので、ぬるめで食べても美味しいです。
少しぬるめの味噌汁なんかも胃が受け付けて
くれる事がおおいですね。

あとは昼間に動きすぎないこと。できるだけ
涼しい時間に動く事。当たり前のようで、意外と
忘れている「動くと暑い」。暑いからついつい
冷たいものが欲しくなってしまうんですね。

二十四節気の「小暑」「大暑」のこの時期は
生きているだけで暑さにバテる時。「いつもと
同じように動く」は自然の摂理からは外れた
行動です。少し涼しい時間に活動するよう
心がけて生活するだけで、身体の調子は
変わってくることと思います。

東洋医学は変化し続けることを尊びます。
常に考え、より良い状態になるよう変化を
恐れないこと。自分が健康であるために
できる、ささやかな変化を楽しみましょう。

次回は、クーラーがある人向けの夏の
体調管理をお伝えしたいと思います。

*ひなはり灸治療院*