春の別れと再会と

春は出会いと別れの季節。
この春はいつもより多くの方が札幌の地を
離れ、新しい土地での生活を迎えています。
と同時に、ふと当院を思い出してくださり
訪ねてきてくださる方も。先日は、10歳
の頃に治療を続けていた子が立派に
成人して、元気にやってますよと伝えに
来てくれた事が、とても嬉しかったです。
臨床を続けて23年。
先生から教えてもらった養生続けています、
と語ってくれた言葉に胸を打たれます。
虚弱体質で学校へ満足に通えなかった子が
次第に元気になっていく姿。
そんな大層な事は伝えていなかったように
思います。しかし、いつの時代も健康への
養生は変わらない。とても基本的な事を
どれだけ続けていられるか。
その子はしっかりとその教えを守って
いたのでしょう。弱々しい姿はいまや
生気溢れる若者へと変わり、そのパワーは
春の芽吹きのような雄々しさで、これまた
いたく感動してしまいました。
話していると色々思い出しますね。
そうそう、冷たいものを食べるとお腹が
痛くなって、顔が真っ青になって、立ち
上がれなくなってを繰り返して。病院へ
行ってもイマイチよくならず、ご両親も
とても心配そうにされていました。
冷たいものには気をつけなね、と
言った言葉は今も変わっていません。
体質に応じた生き方は自然に生きると
同意義だと思います。
この春、また新しい出会いで皆様の幾許かの
健康のお役にたてれば幸いです。
*ひなはり灸治療院*