当院の待合室

玄関の扉を開けてすぐ、「わぁ!」と驚か
れる事があります。想像していた鍼灸院の
待合室とは違った雰囲気かと思います。
心や体の緊張を診るのにできるだけ
リラックスしていただきたいと試行錯誤を
重ね、今の形にいたりました。
子供達には見知ったキャラクターや
ぬいぐるみ、絵本、おもちゃ、塗り絵を。
重い障害がある子供でも割とすぐに
おもちゃを手に取り遊び始めてくれます。
大人には季節の花々と温かいお茶を。
そして静かなピアノの音。
冬には薪ストーブの火の温かさ。
忙しい毎日で疲れた自分の心と体に
目を向けて、改めて今の症状や悩みを
お話いただけたらと思っております。
当院では体の痛みや辛い症状が、何が原因で
起きているのかを探るため、お腹や手足、
脈や舌を診て診断します。東洋医学でいう
「四診」という方法。
それにはまず、緊張している状態を解いて
もらってから、治療にあたらせていただく。
そういう想いで設計いたしました。
色々お話をしていく中で愚痴のような、
こんな事話して申し訳ない、というお言葉を
よく耳にしますが、それでいいのです。
その素の気持ちこそが、治療の要。
日頃思っている事、ストレスに感じている事
食べているもの、寝る時間、全てが体を
通して症状を作り出しています。
そして話しているうちに自ら、体を労って
いなかったという気づき。それこそが養生の
第一歩になります。
やや大袈裟になってしまったかもしれま
せんが、何が言いたいかといえば、
当院の待合室ではどうぞ
リラックスしてお寛ぎくださいませ。
それが治療の始まりですので。
*ひなはり灸治療院*