今年の北海道は本当に暑さが厳しいですね。クーラーがない方はそろそろ身体がバテてくる頃。有給等を使って適度に休んでいた方が、次の季節の変わり目に大きな夏バテを予防できます。


北海道でもだんだんとクーラーが普及し始めました。2週間程度だから・・・と我慢される方が多いですが、北海道の建物は暑さ対策には向いていないのが実情だと思います。


寒さ対策重視の家が多いので、西日を取り入れるような窓を多くしたり、冬の暖房の熱が逃げにくい外壁が多いせいか、一度熱がこもるとなかなか温度が下がりにくい構造になっています。おまけに湿度も高く、湿気に慣れていない道民には酷な環境になってきました。


ここまでの暑さになると、養生どうのよりもできるだけクーラーの設置をオススメしています。日中の暑さと夜の寝苦しさによる寝不足で、具合が悪くなる方が多いですからね。


クーラーの風が苦手、でも暑いのもツライという方は、クーラーの使い方を変えてみると良いと思います。まず1つに、肌を露出してクーラーに当たらないという事。28℃の設定でも出てくる風は結構冷たいですよね。これに直接当たる又は素肌に冷気が当たると、深々と中の筋肉が強ばるような痛みに変わります。クーラーが苦手という方は、こういった気だるいような身体が重い(痛い)感覚が苦手なのではないでしょうか。


クーラーをつけているのに長袖を着るなんて、という価値観は少し危険ですね。この不快な湿度を下げるにはクーラーで室温を下げ、その下げた気温が身体に障るのなら、せめて素肌を出さないような服を着るのが正解です。


2つ目に、汗を完全に止めようとして扇風機に当たりっぱなしになったり、クーラーに当たり続けると、身体のこりに繋がりま、だるさも引き起こします。涼しい部屋にいても、動けば汗をかきます。夏は汗をかきやすい身体になっていますから、無理に止めようと部屋を涼しくしすぎない、汗を無理に止めようとしないことが大切です。


3つ目は少し窓を開けること。エアコンがもったいないじゃないかという意見も聞くのですが、風量を弱などに設定して一定にしておけば電気代もそう変わらないですし、外の空気と混ぜることで、身体が冷えすぎず、ダルくなりすぎないですね。中と外の寒暖差が苦手という方も、この方法がオススメです。


4つ目はサーキュレーターや扇風機を使って部屋の空気を循環させる事。熱気は上へ、冷気は下へ下へと降りていきます。いつまでも涼しくならないと言ってクーラーの設定を下げると、足元に溜まった冷気が下半身の冷えを引き起こします。頭は暑いのに足は冷えるという方は、まず冷気を循環させましょう。もしクーラーを1台取り付けるとしたら、2階に設置するのをオススメします。


お盆過ぎたら涼しくなる・・と期待したい所ですが、その前に体調を崩さないよう、お気をつけて。夏バテや疲れによる体調不良にも、はりやお灸はオススメです。季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、今から身体のメンテナンスをしておきましょう。


*ひなはり灸治療院*