寒明けの「立春」

今日は二十四節気の始まり「立春」です。
旧暦では今日が1年の始まり。冬から春への
スイッチが入る、という意味があります。
急に春になると勘違いされる事が多いですが
暖房のスイッチと一緒。冷え切った部屋が
徐々に暖かくなるように、しばれていた
空気が少しずつ氷を溶かすような、柔らかな
暖かさが入ってくる、といった感じです。
実際、陽が差すと氷が溶け、時折吹く風が
暖かく感じるのが立春すぎですね。
この「少しずつ」を味わう事ができれば
季節の移り変わりにワクワクするでしょう。
とはいえ、信州に「寒明け七雪」という諺が
あります。寒明けのあと7回雪が降らないと
本当の春が来ないという意味。
これが結構当たるようで、指折り数えて春を
待つのもいいかもしれません。
ただここ数年はドカ雪が多く、去年は2月に
入ってからの大雪で散々でしたね。
冬の終わりも見え始めてきました。
少しずつ外の空気がほぐれていくのを楽しみ
ながら待つのが、オツな過ごし方でしょうか。
*ひなはり灸治療院*