こうのとり

 

どうすれば妊娠しやすくなるのか。今回は当院が行っている治療に

ついてお話したいと思います。

 

身体をいい状態にする事」、これについては自分の身体の事を

よく知ることが大切です。

妊娠しにくい人はよく「身体が冷えている」と言いますが、

冷え性といっても色んなタイプがあります。身体全体が冷える人、

手足が冷えて顔はのぼせる人、腰周りが冷える人。

 

こういう人達は、それぞれ違った温め方があるんですね。

なので、「お風呂がいい!」と勧められて一生懸命お風呂に

入った結果、のぼせあがってめまいがしたり、逆に気分が悪く

なったり・・・。これでは良い状態の身体が作られているとは

言えません。

 

食事も一緒です。お肉はダメ、動物性脂肪はダメ、砂糖はダメ、

珈琲、紅茶はダメなどなど。こういう情報、結構多いんですよね。

食べる事が好きな方は、これだけでヘコんでしまいそうです。

 

しかも、我慢すればするほど結果は実る!という戦中の教えが

未だに残る日本では、これが妊娠とは逆方向に向かっている気が

してなりません。

 

この情報も本当に人それぞれ。それが良い人もいればダメな人も

いる。その体質を見極めずに鵜呑みにする危険さを知って下さい。

では、当院ではどういう指導をしているかといいますと、

 

食べたいものを、気持ちいいと思える分量まで食べる」。

 

です。身体の声って不思議なものでしてね。

今これが無性に食べたい。考えるだけでよだれが出る、お腹が

鳴るというのは本当に身体が欲しているものなのです。

(※ストレスで口だけが欲するような食べ方は逆ですよ)

 

これが身体にいいから食べる、この栄養が含まれているから

食べなくてはいけない、という考え方は、自分の身体から出る

素直な声を無視しています。それは逆に身体を傷つける結果に

なるんですね。

 

しかし、現代の人はどうしても頭でっかちになってしまって

身体の声を聞くという事を忘れてしまっています。

声の聞き方、その方法すら分からなくなっているんですね。

 

なので、当院では鍼灸で身体の巡りをよくする事はもちろん、

色々とお話をお聞きしながら、患者さんの生活環境から、身体が

発している声を患者さんに伝えてさしあげる事も治療の一つに

しています。

 

(長くなってきたので、明日にもうちょっと続きます。)

 

*ひな はり灸治療院*