いよいよ札幌にも春がやってきましたね!
当たらない天気予報にキレる毎日も
もう終わり。さぁ、何をしようかしら・・と
ワクワクソワソワする毎日、かと思いきや
イマイチ体の調子が上がらないという
お声が寄せられます。

原因は色々ありますが、この1月2月に
引いた風邪と、長かった冬で体がバテている
というような症状が多い印象です。

胃腸が動かない、持病がぶり返してつらい、
昔の古傷が疼く、いつもなら治る痛みが
全く引かないなどなど。

1年を通して冬から春への季節の変わり目は
「気」がうねるように大きく動く時候
それに伴い、体の中の気もまた大きく
体の中を巡ろうと駆け巡り、四肢末端まで
気と血を運ぶのが春らしさというべきか。

そんな時に気も血も、冬に使い果たして
しまいましたわ
、という方がこの時期に
病む事はよくある事。もう少しマニアックに
いえば、肝の旺気で克される脾もまた病み
やすく、いつもの量を食べると胃腸の
調子も崩れやすくなるもの。

春眠なんたらというように、自然に身を
任せてみれば、きっと布団から出たくない、
もっと寝ていたいと思うのでは。体が冬の
疲れを回復する間、しばし「休む」という
時間を慈しんでみてはいかがでしょうか。

春の陽気に体が順応すると、芽吹きを待ち
待ちわびた植物のように、体の中の気が
動き始めます。脈は弦を帯び、元気な人は
さぁ、何から始めようかしら、と自然に
ワクワクしてくるもの。

春に動ける体になるために、まずは
休むことを疎かにしない事。
新学期始まるこの気節、元気に過ごしたい
ものですね。


*ひなはり灸治療院*