1月20日から「大寒」が始まりました。
1年で一番寒いこの時期、北海道は
試される大地にふさわしい気候が
体に堪える期間になります。
今年は風邪を引かれた方も多く、寒さも
相まって体がなかなか回復しきらないという
お話をよく聞きます。
そんな中での大寒。
いわずもがな、体の不調が出やすくなる
のは世の道理というべきなのか。
これに応ずるために必要なのは「温かさ」。
暖房代が心配になる季節ではありますが
体のことを考えれば、一つの投資だと思って
しっかり温かくしてみましょう。
北海道という土地において、冷えは常に
つきまとう体への毒のようなもの。
「冷えるのが当たり前」と思って放置される
方も多いですが、やはり毒は毒。
のちのちに出る症状の多くに冷えが
関係している様を見ていると、やはり
防寒する事は無意味ではないと実感します。
冷えから身を守る術は様々ですが、自分で
毎日できるものから取り入れる事が大切。
たかが冷え、されど冷え。
ここを越えれば「立春」です。
この言葉に毎年わくわくしながら、
恵方巻きを頬張る節分を嬉しく思います。
*ひなはり灸治療院*
「人も器も、不完全だからこそ美しい」
傷跡を隠すのではなく個性として受け入れ、
より輝いていける価値観を。
これは日本に古くから伝わる「金継ぎ」に
纏わる言い伝えの1つ。
物を大切に扱った日本人が、そこにも美意識
を見出す、美しい文化だと思います。
これは何も陶磁器に限らず、人の体にも
同じように当てはまること。
小さな傷も丁寧に修復され、大事に
扱われてきた体は、実際に触らせて頂いた
時に手に取るように分かります。
逆に消耗品のようにいつ捨てても構わない
ように扱ってきた体は、悲しいほどに
痛々しい悲鳴をあげています。
体は物とは違い、簡単に交換できない
自分にとって唯一の器。
大切に扱えば扱うほどより愛おしく、
共に歩こうという気持ちが湧いてくるもの。
大きくひび割れて修繕不可能になる前の、
小さな欠けから手直しする大事さを
常々説いております。
そして欠けにくく丈夫な器であるための
扱い方を知っていただければと。
自分を大事にすることを見失いがちな
現代において、少し気持ちを落ち着け、
金継ぎから見えてくる世界を覗いてみては
いかがでしょうか。
*ひなはり灸治療院*
あけましておめでとうございます。
新しい年が素晴らしい一年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。
年末年始いかがお過ごしでしょうか?
今年は皆さん家族や親戚と集まるとのこと。
賑やかで華やかさもさることながら、
多少のお疲れも出始める時。
胃薬やカイロ、早寝、お灸など、自分が
出来る事を少しずつ取り入れながら、
疲れがどっと出る前に対処したい所です。
年末年始にバタバタするのは自分の歩調が
乱れるのと一緒。少し息切れしたり、軽く
パニックになるというお話を年始の診療で
よくお話されます。
まずは人に合わせすぎないこと、自分を
取り戻す時間空間を作ること、早く寝る事。
せっかくのお休みですから自分がどうすれば
楽しく過ごせるのかを探してみましょう。
1年の始まりの今、今年はどういう自分で
ありたいか、外の空気吸いながら一人で
考えるのもいいかもしれません。
(昔自分もそんなことしてたなぁ、なんて)
年始は1月5日からの診療になります。
ご予約ご相談はいつでもどうぞ。
今年も一年、よろしくお願い致します。
*ひなはり灸治療院*