「立秋」涼風至る
気付けば季節は立秋へ。
お盆休みを過ぎれば季節の挨拶も暑中見舞い
から残暑見舞いに切り替わります。
熱風の中にふと秋の気配を感じる瞬間に
ホッとする傍ら、夏の名残惜しさも。
「大暑」から「立秋」にかけて、夏バテが
体に感じるようになります。何となく体の
中に籠った熱が抜けずに、頭が暑い、手足が
火照る、胸が熱くて息苦しいとかとか。
鍼灸の治療の奥深さは、筋肉をほぐすだけで
なく、こういった熱や冷え、湿気による体の
重だるさ、などの解消にも一役買います。
鍼灸、ひいては東洋医学は、その人の体の
バランスを整え、体が治そうとする力を
引き出すもの。そして養生とは、自分自身の
知恵と工夫で、体が治る力を上げること。
鍼灸と養生と、時に漢方や西洋医学の力を
借りる事で、体は思いもよらぬスピードで
治ることがあります。つい最近、私も
思わずほんとに??と口に出してしまった程
あっさり治ってしまった、なんてことも。
夏休み中の疲れのまま季節の変わり目で
体調を崩されぬよう、今から少しずつ
自分の体に見合った養生で、体を整えて
おきましょう。お体の不調が重い時には、
一人で頑張りすぎずご相談くださいませ。
写真は今お気に入りのグレープフルーツの
ゼリーです。(宮の沢のito bakeさん)
絶妙な酸味と苦味とあと味さっぱり感で、
ホッと熱気が冷やされる感じがします。
暑さ寒さも彼岸まで。あと少しの暑さとの
お付き合いですね。
*ひなはり灸治療院*