季節は二十四節気の「白露」へ。
昼間の残暑は厳しいですが、朝夕は気温が
下がるこの時期。湿度が下がるせいもあり、
喉の乾燥やイガイガを訴える方が多く
なってきています。

夏休みも終わり、いつもの日常が戻った
気がするものの、なんだか体の疲れが
元に戻らない
。それもそのはず。
体も夏から秋に向けて、仕様を変えようと
しているのでしょう。

夏の体は汗をかいて熱を発散し、体温を
上げすぎないようにしていました。
ところが周りが急に涼しくなっても、体は
すぐに秋仕様には応じられません

そこで出るのが季節の変わり目による
自律神経にまつわる症状たち。
季節が落ち着くとおさまることが多いですが
今年は夏で体力を消耗したせいもあり、
なかなか回復しにくい傾向です。

症状が重い時ほど、あれやこれやと
やるべき事が多くて、なかなか休めないこの
現状。ここは一つ、生活を見直す時

全てをやり遂げようとせず、何をしないかを
考える
もの、体の不調の改善に繋がります。

そして、忙しい時ほど自分の体をねぎらう
意識をすること。何をやめるのか、何をする
のか
の取捨選択。大事な取り組みの最中で倒れ
ないために大切な事としてお伝えしています。

鍼灸や漢方の世界は未病を治すことを
上医を云います。病気になる前に、その
土台となる体を治す、いわゆる予防医学。
定期的に体調を整えることで病の花を
咲かせない事の大切さ。

季節の変わり目をうまく乗り越えられる
人は、生きる事が楽になりますね。
さて、秋を迎える準備を始めましょう。


*ひなはり灸治療院*