師走という名にふさわしく、気づけばもう
残り半月になりました。今月に入ってから
晴れも少なく、寒さが厳しいせいか、
風邪やインフルエンザが一気に流行り
始めましたね。
寒さが厳しくなると風邪が流行るのは、
体が冷えて免疫力が下がるのも一因。
咳が長引いてなかなか治らない時は
体温を逃さないよう工夫すると良いです。
着ても着ても寒いという人は、化繊物が
多い事があります。ポリエステル・アクリル
ナイロンなど。蒸れてすぐに暑くなり、
服を脱ぐと寒いという方は、天然素材の
力を借りると良いでしょう。
昔、やたら薄着の格好でいるのに全然
冷えないというご婦人が、キャメルで出来た
タイツを履いてらっしゃって驚いた事が
あります。何度も繕ってお直しした跡が
ありましたが、かれこれ20年ほど愛用
なさっているとお話しされました。
ウールは重くて肩が凝るという方には
多少値が張ってもカシミヤをお勧め
したいですね。体が温かいというだけでも
緊張がほぐれるもの。私も古着でカシミヤ
素材を見つけたらすぐ買ってしまいます。
北海道の冬はとても厳しく、春までに
寒さ疲れを起こさないよう、今からしっかり
冷え対策をして頂きたい所です。
年末年始を元気に乗り越えるためにも
早目に体を整えておきましょう。
*ひなはり灸治療院*
今年はあっという間に根雪になりましたね。
札幌に引っ越して10年ほど経ち、
雪をみてげんなりする自分を感じ、北海道に
馴染んできたような気がします。
一番キツいのは最初〜3回目の雪かき。
日頃使っていない筋肉を急に動かしたせいか
翌日にはバッキバキに筋肉痛になります。
とはいえ、雪かきのコツを掴んできたのは、
わずかに成長する自分を感じます。
心臓がバクバクしてきたら疲れているサイン。
息が上がってきたら一休みすること。
汗をかいたらしっかり拭いて着替えること。
30〜40分に一度は休憩すること。
腰がダルくなったらベッドに横たわること。
どうしても筋肉の疲労が取れない時は
温泉に行ったりお灸をしたりケアを
欠かさないこと。
あとは去年、中古のゴアテックスのアウター
を着るようになって、中で蒸れて汗を
かきにくくなった分、疲労感がマシに
なった気がします。
東洋医学の世界では汗は血が変化したもの。
冬に汗をかくのはあまり良いものでは
ないと伝え聞いています。血虚の方は
汗をかきにくくする工夫も良いですね。
雪かきはこちらの都合なんて関係なく、
容赦なく襲ってくる仕事の1つ。
いかに楽して終わらせてやろうか。
少しずつ積み上げてきた工夫の連続が、
北海道に居続けられる原動力になっている。
そんな思いで今年も一冬越えたいですね。
そして、いつも診療中にぼやいていますが、
天気予報はいつになったら当たるので
しょうか笑
*ひなはり灸治療院*
いよいよ最低気温が10℃を下回る日が
出てきました。街に出ると半袖や長袖の人
など、いろんな服装を見かける季節。
半袖の方が強そうに見えるから、と我慢して
薄着になっているという話を耳にしました。
自分の体に合わない事をすると大体
良くないことが起こりますからね。
寒がりが悪いとか弱いとかダメという訳では
ありません。暑がりも大概な病気を抱えて
いたりしていますから。
自分の体の感覚をないがしろにしない事。
寒いなと思ったら自分が心地いいと思うまで
着込むこと。体が温まらないのであれば
それこそ鍼灸や漢方の出番です。
近頃は風邪の諸症状に加えて、胃腸が
痛い、つらい、動かないといった症状も
治療する事が多くなりました。
原因としては寒い割に冷たいものを飲んだり
食べたりしすぎでしょうか。冷やした
果物なんかも胃腸が弱る原因だったり。
食欲がない、食べたら胃が痛い、下腹が
張って重い、ガスが溜まって痛むなどの
時は、無理して食べないこと。胃腸のツボを
お灸などで刺激するのも良いですね。
何かは食べないと・・・と心配な方は
スープ類が良いかと思います。
胃腸に負担をかけないよう、よく煮込んだ
もの、栄養が溶け込んだものは
体の中にスーッと染み渡る感覚がします。
最近ハマったのが「博淑屋」の参鶏湯。
棗や栗や高麗人参も入って手羽元を煮込む
だけで簡単に滋味あふれるスープに。
物足りなければ、少しお湯を足して
うどんを入れたりしています。
風邪の後の回復にもいいですね。
スーパーにも置いてある所もあるそうです。
季節の変わり目は体調も乱れがちに。
まずは胃腸と服装に気をつけてみて下さい。
*ひなはり灸治療院*
9月から10月にかけての急な寒暖差は
ぎっくり腰や首の寝違えが多くなります。
最近は「やっちまったよ先生!」という
掛け声(?)の元、治療のお問合せが
多くなって参りました。
特に今年は夏の疲れも大きい上に、急激な
気温の下がり様。未だ夏気分で冷たい物を
飲んでいたり、薄い布団で寝ていたり
すれば、体は冷えて一気に筋肉が強張り
やすくなるもの。
風邪をひいたあとのぎっくり腰なんかは
実はあるあるな話。
来られた患者さん達は、冷蔵庫に入って
らしたの?と言わんばかりの冷え方です。
夏の終わりは未だ上半身に熱がこもりやすく
体は暑いと錯覚します。しかし北海道では
床や地面が冷たく、冷えは足元から始まり
下半身から脾胃あたりまでジワジワと
登って、血流が悪化していきます。
下半身の冷えは足元から温めるのが
コツです。上半身にじんわり汗をかいても
下半身の冷えが取れる感覚があるまでは
温めるのもコツの1つ。
ガッツリ温めたい時は、湯たんぽの上に
足を乗せるのもオススメです。
電源もいらず、冷えてお腹が痛い時は
お腹に乗せるのも良いですね。
会社に持って行って、こっそり足を
乗せてると体が楽なんです、なんて方も。
10月に入り、いよいよ秋本番。
冬に備えて今から寒さ対策をしておくこと。
四季を通して元気であり続ける知恵の
1つです。
*ひなはり灸治療院*