本日、3月5日は「産後ケアの日」として、
出産後の体の不調に目を向けてみましょうと
いう日だそうです。

妊娠〜出産〜育児と、休む間もなく体力を
使い続けなればいけない女性の体は
ボロボロの状態に。妊娠中からも貧血や
むくみなど、体調不良に悩まされている
方も多いはず。

産後は特に、精根尽き果てた状態からの
不眠不休の育児が始まります。特に初産の
場合は訳も分からず泣きたくなる事も
多いですよね。

産後のケアに骨盤矯正がよく知られて
いますが、鍼灸や漢方も産後のケアに
役立つ
事が多くあります。

例えば、よくあるのが貧血状態でいつも
フラフラしてツライという方。東洋医学では
「血虚」という証になります。母乳も血が
変化したものという考えるので、なかなか
母乳が出ない、少ないなどの悩みは
血をいかに作るかという解決法になります。

血を作るにはまず食べること血を作る力を
強くする事
が挙げられます。体調不良の際
食べられなくなる人は、胃腸の動きを良く
することから始まります。

授乳中の方はお薬が飲みにくいというのも、
鍼灸や薬膳が解決します。胃腸が動くツボ
「足三里」「衝陽」「中脘」などに鍼やお灸
をすることで胃を動かし、さらに「血海」
「膈兪」「三陰交」などを使うことで
血を増やすように体の中を動かします

漢方も妊娠中・授乳中でも使えるもの
たくさんありますので、ご相談ください。

授乳中はやたらお腹が減るというのも
あるあるですよね。そこでも、せっかくなら
血を作るものを食べた方が体の疲れが
癒えやすいです。

血の滞りがなければ、牛肉やレバー、貝類や
カツオやマグロなどの赤身の強いもの
あとはしっかり出汁を飲むこと。滋味と言わ
れるものは精を補い、子供の成長に必要な
腎精や血精を補うと言われています。

産後に早く体重を減らそうと滋養がつかない
ものや野菜ばかり食べているのは、個人的
にはあまりいい傾向だとは思いません。

産後のケアを怠ると、自分の体調不良から
メンタルが崩れたり、我が子に当たって
しまったりと子育てがとても辛くなります
それは子供にとっても大変辛いこと。

子供の健康を大切に思うように、
自身の健康も大事に思って頂けれ
ばと思います。


*ひなはり灸治療院*