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ひな先生の日記

日々の健康について綴っています

タイトルイメージ
用紙top 東洋医学の考え方に基づいた、日々の暮らし方や病気の治し方などを、イラストを交えて紹介していきます(*‘ω‘ *)

「心(しん)」と体と

東洋医学では、心が体に及ぼす影響
それこそ2000年程前から説いてきました。
こう考えると、人としての在り方は有史以来
あまり変わっていないのでしょう。

東洋医学では、心や精神は「心(シン)」と
呼ばれる臓器に座していると考えます。
また、心は血を巡らせる役目を持つと定義
されています。この辺りは西洋医学と同じ
考え方ですね。

心は五臓六腑の君主であり、まとめ役の
ようなものです。それゆえ心は神とも呼ばれ
血と精がそれを支えます。

血と精は精神活動を支えるものであり、血の
過不足や巡りは、精神状態や心に多くの
影響を与えると説いています。

「霊枢(東洋医学の原書みたいなもの)」
には、「悲哀憂愁すれば、心動じ、五臓六腑
みな揺らぐ
」とあります。悲哀憂愁とは
ざっくり言えば現代のストレスですね。

よく言う、ストレスで髪が抜ける・突発性
難聴・生理が止まる・胃痛・歯がぐらつく等も
これら心がストレスを受けたために気や
血、精といったものが乱れ、過不足した
ために起こると考えられています。

ストレス・考えすぎは血精を消耗します。
現代の不妊症も、これが理由で気血精が
不足している人がかなり多くいると思います。

考える事が悪い事ではなく、答えの出ない、
心に負担がかかるような思考が、
気血精を消耗すると考えます。

時にいくら治療しても、すぐに血虚・精虚に
なる人
の多くは、こういった心に負担を
かけやすい物の考え方があると思います。

健康に至るまで、体と一緒にこの「」を
意識して治療に取り組むことで
劇的に改善された方がおられました。

ストレスとは何か。心の負担を取り除く事
健康に生きる上で欠かせない事の1つです。
心も臓の1つ。自分の意識と治療次第で
改善に向かうと思います。

東洋医学は少し難しいところがあるかも
しれませんが、勉強すればするほど実に
人をよく観察しているなと感動します。

これらの知恵が、患者さんの健康と幸せの
一助になれば幸いです。


*ひなはり灸治療院*

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秋分の日とお彼岸

秋分の日は、太陽が真東から出て真西に
入り、春分の日と同じように昼と夜の長さが
等しくなります。今からいよいよ、太陽の
時間が短くなる季節になりました。

この秋分の日とその前後3日間を合わせた
7日間を「秋のお彼岸」と言います。

お彼岸とは、悟りの世界「彼岸」に渡る
ための修行の期間と言われています。
仏教の種類によって色々ありますが、
先祖供養の日、収穫を祝って報告する日、
などなど、地方によってその言われが
あるのでしょう。

暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がある
ように、この時期になると体感的に
次の季節への移ろいを感じます。
いろんな意味で、切替の時期なのでは
ないかと思いますね。

この「切り替え」はとても大切なこと。
気持ちの切り替えとも言いますが、どこかで
踏ん切り(諦め)をつけて次に進まなければ
ならない時がたくさんあります。

ずっとこのままでいたい、という
気持ちと、容赦なく襲ってくる次の現実との
狭間で苦しみ、病む人が多くいます。
心の切り替えがうまく出来ずにいると
体にも大きな影響を及ぼします。

普段の診療の中でも、単純に体だけ病んで
いる人と、心の問題が体に出ている人が
います。これはやはり、心も治していかな
ければ
いけないなと、常々感じます。

季節の変わり目と共に、気持ちの切り替え、
変化に対応する準備、心の持ちよう、
流れに順応する心と体を意識すること。

日本の季節の移ろいは、さまざまなことを
教えてくれていると思います。

*ひなはり灸治療院*

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発達障害の治療について

当院には、発達障害のお子さんから大人まで
よく治療に来られています。何を治すのかと
質問される事がありますが、発達障害その
ものの治療というよりは、それにまつわる
生活の不便さ、体の不調を整えていく
ことを中心としています。

発達障害と診断された方の多くは心と体の
過緊張
が続いていると感じます。
真面目すぎる・頑張りすぎる性格も
災いしているのでしょうか。その疲れの
反動が日常の困った事に繋がっているの
かもしれません。

彼らと話をしていると、実に多くの事に
悩まされている
事が分かります。

「知らない番号からかかってくるのが怖い
から、携帯の電源を切るけど、家族からの
電話も取れない」とか、

「時間内に仕事を終わらせる事が出来ない
から仕事に行く資格がない」とか、

「先生(又は上司)が何を怒鳴っているのか
全く理解できないので、ストレスで学校
(会社)に行けなくなった」

などなどなど。相談事があまりに多岐に
渡りますが、これら1つ1つに対して
きちんと納得できる説明をしなければ
不安と緊張で体の不調をきたします。

普通の人から見れば「??」の質問かも
しれませんが、彼らはそれらに対する答えを
持ち合わせていないため、真剣に悩み、
そのストレスで参ってしまうのです。

(本人は大抵「自分が悪い」と言いますが、
個人的には相手の教え方・言い方が拙いと
思う事が多々あります。)

本当は精神科などでのカウンセリングが
必要だと思うのですが、日本の病院では
まだそこまで手が回っていないのが現状。

発達障害での当院の治療は、体の緊張を
取る事と心のストレスを緩和する事
です。
ご家族の方にも言えなかった悩み等を
本人から聞いてお話しする事もあります。

本人に直接アドバイスできる事と、ご家族の
協力がないとできない事を織り混ぜながら、
発達障害という個性と共に人生を豊かに
歩めるお手伝いができればと思います。


*ひなはり灸治療院*

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