八百屋へ行けば、冬野菜は消えて春の野菜が一斉に並んでいます。

身体も一緒で、春は陽の気が全身を巡りはじめ、固く強ばった

筋肉などに滋養を与え、夏に向けて動き始める時期でもあります。

 

そんな中で今この時期に採れる野菜や魚介類は、春の気を助け

身体が陽気に振り回されないよう、庇ってくれる食べ物が多いですね。

色んな野菜の種類がありますが、今が美味しいのが「苺」。

 

春野菜は子供が苦手なものも多くありますが、苺なら皆が美味しく

食べられるでしょうかね。

春によくある熱っぽい症状、頭がフラフラする、のぼせる

目が乾くなどの熱が上半身にたまるのを、苺の「陰」の作用が

それらを引っ張り下ろしてうまく巡らせる働きをします。

 

いちご

こう書くと「こういう症状の時は苺を食べればいいのか!」と

思いがちですが、それは間違い。

あくまで「旬の物」を食べるというのが大原則です。

 

先ほどの症状は春に起こるべくして起こる症状でして、

違うものが原因の熱っぽい症状などには、また違った対処法が

必要になります。なので、あまり安易に飛びつかないように

お気を付け下さいね。

 

身体にいいものは「」であること、「新鮮である事

身体に合ってるものであること」これらが大切であると思います。

身体に合っているものというのも、自分の身体を知らないと難しい

のですが、自分が「美味しい」と思える食べ物が、意外とアタリの

事も多いんですよね。

 

このあたりの詳しい事はまた少しずつお話していこうと思います。

苺も鮮度が命。美味しそうな苺に出会ったらぜひ食べてみて下さい。

身体に染み渡っていくような、幸せになれる気がしたらそれが正解。

だと思います。

 

*ひなはり灸治療院*