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ひな先生の日記

日々の健康について綴っています

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用紙top 東洋医学の考え方に基づいた、日々の暮らし方や病気の治し方などを、イラストを交えて紹介していきます(*‘ω‘ *)

北海道の春の冷え

急に気温が上がり、街の雪が一気に溶けまし
たね。え?もう春でいいんだよね?などと
いう戸惑いの声もちらほら聞こえます。

やっと分厚いダウンを脱ぎたい所ですが、
この時期の寒暖差で、体の具合が悪くなる
人が多いのも悩ましい所。

いくらプラスの気温になったとはいえ、
まだまだ人には寒い温度です。本州のテレビ
を見ているとついつい春の装いにしたくなり
ますが、ここは北海道。まだ早いですね。

コツとしては首や足元を冷やさない事。
ダウンの前をあけてもマフラーやストール、
レッグウォーマーなどは履いていた方が
体には良いと思います。

春は風が強いので、風を通さないような
アウターの方が良いですね。トレンチコート
などは、まさに風を通さず、ダウンほど暑く
ならない機能的なコートだと言えます。

登山などのアウトドア用品は、体を
冷やさない工夫が随所に施され、普段使いの
服装にも良いかと思います。丈夫ですしね。

そしてついつい冷たい飲み物に手が出て
しまうこの時期。しかし、毎年この
時期に体が冷えすぎ
て、5月6月に調子を
崩して来院する人が多いと感じます。

北海道の本格的な春は5月頃から。
それまでは体を冷やさないよう、気をつける
ことが今時期の養生と言えますね。


*ひなはり灸治療院*

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不妊治療と体作り

いよいよ今年の4月から不妊治療の保険適用
が始まりますね。助成金との兼ね合いや回数
制限など、悩ましい問題は多くあります。

不妊治療を受けたからといって、必ずしも
すぐに授かることができない人が多いのも
現状です。採卵に至らない、受精しない、
着床しない、すぐに流産してしまうなど、
妊娠には数多くのハードルがあります。

様々な検査数値によって色々と分かる事が
増えましたが、だからといって妊娠する
しないが分からないのが辛いところ。現代
医学においても妊娠は未だ未知な部分が
多いのが印象的だと思います。

東洋医学の世界では、妊娠に特に必要な
ものは血と精ではないかと考えます。血は
分かりやすいと思いますが、精というのは
精子だけでなく、漢方の世界では生の源、
人の生・長・壮・老・死の過程と生殖機能
を司る、命の発生の源
という意味です。

この血と精をいかに補い、巡らせられるか
が、妊娠への鍵になるのではと考えます。

自然界における動植物も、自身の体力が
少ない場合は子孫を残す種子や卵を作ろう
としません。まずは自分自身が子を残す体力
を身につける
ことが大切だと思います。

妊娠に必要な血や精を補うのにまず1番に
必要なのは「睡眠」と「食べ物」。
当院では22時までには寝るようにと
勧めています。現代人にはかなり厳しい
時間設定だと私も思いますが、やはり22時
には壁があると感じています。

採卵・受精まではスムーズにいくのに、
なぜか着床までこぎつけない方の何人かは
この22時まで就寝で妊娠に至った例が
あります。多くは腎虚証という体質でしたが
早く寝る事でホルモンバランスや人という
動物としてのサイクルが整うのでしょうか。

出来れば男性側にも取り組んでほしい課題
だと感じています。不妊は女性だけの問題
ではなく、男性側のにも多くのトラブル
あると言われています。精の虚は男性の
方が多いですからね。

食べ物も大切です。ダイエットや仕事などの
過労(ストレスも含み)で、生理が止まった
ことがある、鬱や精神的に参ったことがある
方などは、体が大きく弱っている方が多い
と感じます。その中で妊娠を希望される
方もいらっしゃいますが、まずは自分の体を
治すことから始める事をお勧めします。

体にいいと思って、塩分や糖質を過剰に
避けたり、野菜ばかりになってはいませ
んか?現代人の偏った栄養バランスにより
貧血やホルモンバランスの崩れに繋がり、
不妊を増長しているように思えます。

栄養あるタンパク質や鉄分を積極的に
摂る事を当院では勧めています。特に北海道
では牛肉や赤身を食べる文化が少ない
せいか、血虚の人が多いように感じます。
最近の人はレバーや貝類、血の気の
あるものをあまり食べていないことが、
血や精不足に繋がっているように思います。

他にも冷え性の問題など色々ありますが
まずは自分が「元気」である、「余力」が
ある状態を作る事が妊娠への鍵ではないかと
思います。当院では血や精を補うツボや
お灸、漢方なども色々ご紹介しております。

妊娠・不妊治療を考えている方、今現在
取り組んでおられる方、他になにかできる
事がないかとお考えの方は、ぜひ
ご相談くださいませ。お力になれれば
幸いです。

*ひなはり灸治療院*

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産後ケアの日


本日、3月5日は「産後ケアの日」として、
出産後の体の不調に目を向けてみましょうと
いう日だそうです。

妊娠〜出産〜育児と、休む間もなく体力を
使い続けなればいけない女性の体は
ボロボロの状態に。妊娠中からも貧血や
むくみなど、体調不良に悩まされている
方も多いはず。

産後は特に、精根尽き果てた状態からの
不眠不休の育児が始まります。特に初産の
場合は訳も分からず泣きたくなる事も
多いですよね。

産後のケアに骨盤矯正がよく知られて
いますが、鍼灸や漢方も産後のケアに
役立つ
事が多くあります。

例えば、よくあるのが貧血状態でいつも
フラフラしてツライという方。東洋医学では
「血虚」という証になります。母乳も血が
変化したものという考えるので、なかなか
母乳が出ない、少ないなどの悩みは
血をいかに作るかという解決法になります。

血を作るにはまず食べること血を作る力を
強くする事
が挙げられます。体調不良の際
食べられなくなる人は、胃腸の動きを良く
することから始まります。

授乳中の方はお薬が飲みにくいというのも、
鍼灸や薬膳が解決します。胃腸が動くツボ
「足三里」「衝陽」「中脘」などに鍼やお灸
をすることで胃を動かし、さらに「血海」
「膈兪」「三陰交」などを使うことで
血を増やすように体の中を動かします

漢方も妊娠中・授乳中でも使えるもの
たくさんありますので、ご相談ください。

授乳中はやたらお腹が減るというのも
あるあるですよね。そこでも、せっかくなら
血を作るものを食べた方が体の疲れが
癒えやすいです。

血の滞りがなければ、牛肉やレバー、貝類や
カツオやマグロなどの赤身の強いもの
あとはしっかり出汁を飲むこと。滋味と言わ
れるものは精を補い、子供の成長に必要な
腎精や血精を補うと言われています。

産後に早く体重を減らそうと滋養がつかない
ものや野菜ばかり食べているのは、個人的
にはあまりいい傾向だとは思いません。

産後のケアを怠ると、自分の体調不良から
メンタルが崩れたり、我が子に当たって
しまったりと子育てがとても辛くなります
それは子供にとっても大変辛いこと。

子供の健康を大切に思うように、
自身の健康も大事に思って頂けれ
ばと思います。


*ひなはり灸治療院*

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